日本伝統文化

日本伝統文化
日本の伝統文化を写真で解説します

日本の民家 合掌造り

合掌造り(がっしょうづくり)は、日本の豪雪地帯に見ることのできる住宅建築様式。

概要
合掌造りは、茅葺(かやぶき)の角度の急な切妻屋根が大きな特徴となっている。屋根の形が合掌した時の手の形に似ているところから、合掌造りと言われるようになったと伝わっている。

合掌造りの小屋組は、白川郷や五箇山のものが有名になっているが、本来は日本の民家に広く見られた構造である。茅葺きの屋根では、雨仕舞いのために急傾斜の屋根にする必要があり、合掌造が有利である。また、豪雪地帯の積雪時の屋根荷重を支えるのにも都合がよい。

書院造や数寄屋造りなど上層の住宅で使われる小屋組(和小屋)と比べ、構造に大きな違いがある。すなわち、和小屋が棟木や母屋を下から鉛直方向に支えるのに対し、合掌造りでは両側から『人』の字形に寄りかかった部材が棟木の点で交差する形状となっている。これは一般に扠首(さす)構造と呼ばれ、トラス構造であり、梁材に与える曲げモーメントを低減し、引張力に集中させるという点で、木材の性質上、優れた構造である。

合掌造りにすることで屋根裏に小屋束のない広い空間が生まれる。江戸時代中期頃、養蚕業が活発化すると、この空間を利用し、農家の住居の屋根裏で養蚕の棚を設置するようになった。もともと構造上勾配の小さな屋根は作りにくい合掌造りであるが、3層・4層という具合に養蚕棚の空間を大きく取るために、屋根がさらに高く切り立ったと考えられている。

茅葺屋根の葺き替えは、30年から40年に一度行われる。また雪が屋根から落ちるときに、茅も一緒に落ちてしまうことがある。このための補修作業は年に1・2度必要となる。茅葺屋根の葺き替えや補修作業では、地域住民の働力提供による共同作業で行われる。この仕組みを結(ゆい)と呼んでいる。

特に、白川郷・五箇山の集落にある合掌造り建築群は、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。


関連項目
白川郷・五箇山の合掌造り集落

外部リンク
五箇山・白川郷の合掌造り




このエントリーのトラックバックURL

http://pcweb06.sakura.ne.jp/11mt/mt-tb.cgi/88

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

名前:

メールアドレス:

URL:

この情報を登録しますか?

コメント: (スタイル用のHTMLタグが使えます)

プロフィール
パソコン暦20年ですがほとんど仕事でした。これからは趣味のパソコンとして楽しみながら操作したいと思っています。
運営ポリシー
日本伝統文化は長い歴史のなかで育まれてきたものです、その文化を再発見して下さい。 日本伝統文化の中には後継者不足の問題などで消滅してしまうものもあります。
また、伝統的建造物も耐久年数がありますので、昔のままの保存が困難になってきています。
現状を撮影してどんな状態なのか、紹介していきたいと思います。
いつまでも参考にしていただけるブログを目指します。
☆これからも応援よろしく☆
あなたに育てられるブログです★