日本の典型的な民家
農家
屋内に土間があり、田の字型の間取りとしたものが典型的なものである。土間には煮炊きをするかまどがあり、馬屋もよく見られる。いろりの周りで家長を中心に食事を取る。時代が下がると接客用の部屋も造られ、冠婚葬祭で人が多く集まる際は、戸やふすまを開け放して部屋を広く使えるように工夫された。土間で縄をなったり、縁側で機織をしたり、屋根裏で蚕を飼うなど、住居と生業の結びつきが強い。茅葺や杉皮、瓦など屋根材も地域によって特徴が見られる。
町家
間口が狭く、奥行きがあり、裏まで通り抜けの通路が設けられることが多い。間口が狭いのは、間口の大きさに応じて税金をかけていた名残だといい、道路に面して短冊形に敷地を取るタイプが各地に見られる。道路に面した表側は店になっており、裏の方に住まいや蔵などを設けた。京都などの町家に見られる坪庭は、通風・採光の役割を果している。
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